【会計システム】
他システムとの連携で業務効率化とDX推進の地盤強化を実現
|株式会社パリミキ様
お客様プロフィール
株式会社パリミキ様
東京都港区港南に本社を置く、株式会社パリミキ様。
株式会社パリミキ様は1930年姫路にて正確堂時計店として創業されましたが、お客様の「見える」ことをお手伝いすることで、眼鏡業を兼業、その後眼鏡店となりました。
経営理念「第一に お客様とその未来のために」「第二に 社員とその未来のために」「第三に 企業とその未来のために」のもと、市場や競争環境がめまぐるしく変化する時代において、お客様のニーズも多様化していく中、日頃からお客様のお困りごとに寄り添い、そしてご期待にお応えできる企業へと進化し、お客様、地域、社会に貢献されてきました。
近年ではCX(顧客体験)改善に注力しており、顧客アンケートのデジタル化にも着手。タイムリーな課題の抽出・改善をすることで、よりお客様に寄り添ったサービスの展開をされています。また、人材育成にも注力しており、従業員の眼鏡作製技能士取得を支援。
2023年度では994名の資格取得を実現されています。
パリミキ様はもっと沢山のお客様と出会いたいという思いが原動力となり、時代の先に行けるような企業として創造力を駆使して、お客様に幸せや感動をお届けできる努力を続けられています。
所在地:東京都港区港南1丁目6番31号
URL:https://www.paris-miki.co.jp/
導入の背景
法対応、日々の業務の効率化、CX改善を推進
「インボイス」「電子帳簿保存法」といった制度の施行が迫る中、それらに対応する体制が整っていなかったことが大きなポイントになりました。
システムの導入はしていましたが、制度への対応以前に、通常の会計業務においても、システム上で完結できないなどの課題もあり、業務効率の観点でも見直しが求められていました。
また、お客様の声をサービス改善に活かすためにCX(顧客体験)に注力していたこともあり、データ活用の面においても社内で推進されている背景がありました。
導入の目的
インボイス制度などへの対応、各種業務の自動化を検討
インボイス制度の法改正に対して、以前に導入していたシステムでは海外製のパッケージということもあり、国内の法対応に柔軟に対応できないものであり、対応しようにもすでにカスタマイズされたシステムであった為、改修費用が膨らむことが懸念点でした。
法改正以外の課題としては、日々の通常業務においても、貸借揃った仕訳しか計上出来ず、膨大な数の諸口計上仕訳がシステム外の手動対応で必要となり、結果として仕訳データ量も膨らみ、取込処理にかかる時間も増加、さらにはヒューマンエラーのリスクもありました。
また、管理会計システムが無かった為、こちらに関しても会計システム外で手作業にて店舗PLデータ作成等を行わざるを得ないなどの課題もあり、法対応・日々の業務の効率化の両面でシステムの刷新を検討しておりました。
導入のポイント
優れたユーザーインターフェース、外部システムとの連携面、コスト面、サポート面を評価
エンドユーザー全員が採用前にSuperStreamを操作体験をしたところ、他社製品に比べてインターフェースの面でも今どきのユーザーインターフェースであり、説明がなくとも操作を続けていくうちに理解が深まるというユーザーエクスペリエンスにも優れたシステムでした。実際に操作をした従業員からのアンケート結果も大半がSuperStream-NXを推すほどでした。
また、周辺システムとの連携にも強く、在庫管理システムや経費精算ワークフローシステムとの連携を「システム連携ツールConnect」(※以下Connect)で行うことで、業務の自動化及び効率化、さらには内部統制の問題の解消など、あらゆる面で評価できるシステムでした。
また、価格面についても選定対象の他システムと比べてランニングコストが安かったところも採用理由の1つとなります。
さらに導入の大きなポイントになった点で言えば、今回システムの依頼をしたWorkVisionより、要件定義も始まらない段階から何度も足を運んでいただき、自社の要望や我々が言葉にできない部分も汲み取ったイメージを形づくり、長い時間をかけて対応していただいたことで、不安がない状態で契約・要件定義に進むことが出来ました。
導入の効果
各種システムの連携による大幅な工数削減やリスク防止を実現
導入以前は、支払・債務データをワークフローシステムから会計システムへ手動で連携していたため、連携もれ等ヒューマンエラーも発生しておりました。
導入後は既存システムをConnectでSuperStream-NXと連携する事により解消され、業務時間の短縮が実現出来ております。
また、請求書の入力処理においてはAI-OCRの活用で自動化することにより、月300件を超える請求書がデータ化、パターン登録によるスムーズな仕訳作成で大幅な工数削減が出来たことで、以前は10名で担当していた支払業務も3名だけで対応出来るなど大きな効果を実感しております。
請求書の処理において、テナント出店している店舗からの計算書にはOCRで読み込めない部分もあり、以前までは毎月200件以上を手作業で対応していましたが、こちらもWorkVisionの提案のもと、NOCアウトソーシング&コンサルティング株式会社(現:芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社)のBPOサービスを利用することで大幅な時間削減・短縮に繋がりました。
仕訳情報に関しても、以前は元帳への反映が夜間バッチで取込をしていたため、翌日にならないと確認ができませんでしたが、システム導入後では承認前のデータもリアルタイムで確認が行える為、スムーズに業務を進めることができます。
各種システム連携でデータがまとまっていることで、様々な業務における手作業をなくしたことによる業務効率化を実現し、ヒューマンエラーの防止により内部統制の面も解消できるなどの効果も生んでいます。
今後の展望
SuperStreamのさらなる活用、データ活用によるDX推進
予算管理や、資金繰り管理は会計システム外で行っているため、今後SuperStreamをさらに活用していきたいと思っております。
また、連結子会社の会計システムも統合することが出来ればさらに活用できる幅が広がるのではと考えております。
会計業務に関わらず、データ活用をした組織全体のDX推進にも着手していきたいと考えております。