時代の必需品、マイナンバー。

鎌倉幕府成立を“いい国作ろう 1192年”と覚えるのが常識だったが、成立時期に諸説あることから、最近は“いい箱作ろう 1185年”と覚える傾向になっているらしい。それはさておき、西暦年の4桁やフリーダイヤルの6桁程度なら、このような語呂合わせも通用するが、12桁となるとそう簡単にはいかないだろう。

日本国民全員に与えられたマイナンバーは、個人の住民票コードを基に変換した11桁の数字に、さらに1桁プラスして生成された12桁の番号だ。マイナンバー制度は、日本で既に2016年1月から社会保障や税の分野で始まっている。しかし現実には、基礎年金番号、健康保険被保険者番号、パスポート番号、運転免許証番号、雇用保険被保険者番号など、各行政機関で個別の番号が設定されているため、利用分野が限られている。

諸外国に目を向けると、このような実態はかなり珍しく、例えばエストニアでは、国が掲げた電子政府構想により、官民合わせて約3,000ものサービスがIDカード一枚で完結された。お隣の韓国も同様だが、情報が流出して計り知れない被害があったことも、私たちは認識しておかなければならない。人事や給与面を含め、官民問わず日本では今後ますますこの制度が定着してくるだろうが、12桁の語呂合わせをして記憶する必要はない。もし、人前でうっかり口にすれば、セキュリティ対策どころではなくなってしまう。

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