働き方も大きくシフト、さて次の時代は?

およそ30年続いた平成は、始まりの頃と終わりの頃で社会情勢に大きな違いがあったように思う。まだバブル期の名残があった平成初期、24時間をまるで闘いのように過ごすビジネスマンにスポットが当てられ、この描写がその年の流行語にもなった。もちろん24時間働き詰めという訳ではないが、仕事にも、家庭にも、夜の付き合いにもエネルギッシュに活動する日本人ビジネスマンの姿は、世界に誇れるものとして注目された。しかし、それから30年経った平成終期は、サラリーマンをはじめとする多くの人が、24時間どころか、仕事との向き合い方、働き方そのものを見直す大きなうねりの中に置かれているのだから何とも皮肉だ。

労働基準法に照らし合わせれば、24時間の3分の1である8時間が「闘いの仕事編」になる。今の社会は24時間体制の職場も多くなり、朝から夕方までの日中8時間だけでなく、労働時間をずらすシフト勤務が様々な業界で採用され、個人それぞれの8時間が設定できるようになった。また、1日8時間にはこだわらず、労働時間を月単位・年単位で調整する変形労働時間制や、アルバイト・パートの複雑な勤務形態への対応も求められる。まさにシフト本来の意味である「位置や体制の変更・移動」は、もはやコンピュータ、車、スポーツでの使われ方を凌ぎ、主役の座が就業の世界に文字通りシフトしたと言って良いだろう。平成が歩んだ30年は、実に多くの「シフト」に出合った30年だった。「あなたが印象に残る平成のシフトは?」 もし投票する機会があれば、「働き方」に一票を入れる人も多いはずだ。

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