業務プロセスの見える化 と 新システム移行のポイント

2020年5月10日

「業務プロセスの見える化と新システム移行のポイント」セミナーにご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

当日は、現状の基幹システムの課題点、システム移行に伴う業務プロセス可視化のステップ、基幹業務におけるレガシーシステムの課題解決ポイントを解説しました。
ダイジェストとなりますが、レポートをお届けします。

INDEX

1.レガシーシステムの課題

自社開発、もしくはパッケージのフルカスタマイズで構築され、各企業の要望に柔軟に対応する基幹業務システムの多くは、プラットフォームの老朽化やツール・言語の保守終息など、継続した運用に様々な課題が発生しています。

本レポートでは、このようなシステムを「レガシーシステム」と表現させていただきますが、特に販売管理システムに関しては、現在もレガシーシステムを使用している企業が多く、新システムへの移行が検討されています。

レガシーシステムの多くは、後付けによるシステムの複雑化、導入初期のシステム管理者の退職、ドキュメントの改定時期が不明確など、仕様が把握できていないケースもあるようです。

そのような状況下でシステム移行を進めることは、移行作業中に業務が停止してしまう危険性も想定されますが、レガシーシステムに慣れている従業員の操作性が低下する可能性が捨てきれないことも、移行に踏み切れない要因の一つとなっています。

また、経営課題を改善するためにITによる業務プロセスの改善を検討する企業は多いものの、レガシーシステムでは販売戦略や利益増出に繋がるデータのタイムリーな抽出が困難なこともあり、見直す必要性を認識していながらも、見直しに関わるコストの捻出ができず、業務プロセスを見直せないこともあります。

本コースでは、新システム移行に関する弊社での分析結果をご紹介させていただき、システム移行と並行して進めるべき「業務プロセスの可視化」の必要性についてご説明しました。

業務プロセスの可視化の重要性「業務が見えない」という悩み

2.業務プロセスの可視化

業務プロセスを可視化するには、業務フローチャートを作成することが有効です。
フローチャートは、処理の手順が明確となり、複数人で共有でき、俯瞰的な評価ができるため、業務分析の生産性向上にも有効です。

但し、フローチャートの描き方が部署毎に異なると、共通理解の土台としての役割を果たすことができず、改善の立案、実行計画につながらないこともあるため、改善プロジェクトでは、作図ルールを予め定めておくこと、改善する目標を明確にしておくことが必要となります。

本コースでは、可視化を成功させるために押さえておくべきポイントを整理し、コンサルティング視点で、業務改善の基盤を固めるステップを解説しました。

業務改善の基盤を固めるステップ

3.新システム移行のポイント

業務改善と新システムへの移行は、担当者に大きな負担が発生します。
その負担を軽減するのが、運用継承型による新システムの構築です。
新システムへの移行をスムーズにサポートする弊社の「現行システムの調査請負サービス」は、メニューや画面・帳票など、レガシーシステムの各種情報を、システムエンジニアが調査・分析を行い、現行システムの可視化を行います。

また、「業務改善・新システム構想支援サービス」では、コンサルティング会社と連携し、業務分析・改善提案に止まらず、単なるシステム入れ替えではなく、収益に貢献する新システムのデザインを作成します。

本コースでは、現行システムと同じようなオペレーションで、スムーズに新システムを定着させるソリューションをご紹介しました。ぜひご検討ください。

新システム移行のポイント

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※本レポートは、統合基幹ソリューション「WorkVision®」発表以前(2016年4月)の開催セミナーを取材したものです。

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