2018年02月01日
カテゴリ:プラットフォーム
10月から2月は、手洗い、うがい、マスクの着用を心掛け、なるべく人混みを避けたくなる時期。インフルエンザやノロなどのウイルスが流行し、どんなに対策を講じても感染を免れない場合もある。また、潜伏状態にあり、ちょっとした風邪が引き金で発症し、重症化してしまうから厄介だ。良い薬のおかげで、感染して発病した場合でもなんとかパンデミックは回避できているが、体力維持や予防接種など、一人ひとり普段からのケアが何よりも大切だ。
これと全く同じなのが、我々が置かれているコンピュータ社会。特定あるいは不特定の相手に対して意図的に被害を及ぼすように作られたコンピュータウイルスは、まさに「感染・潜伏・発症」という実に腹立たしいプログラムを持っている。ウイルスが人体に侵入した時は、一定の潜伏期間を経て喉の痛み、腹痛・嘔吐、発熱などの症状を引き起こすが、コンピュータは「痛い!だるい!」を訴えない代わりに、知らぬ間に大切なデータが流出したり、コンピュータ自体の機能が破壊されたりする。“風邪は万病のもと”どころか命取りになってしまうのだ。そうならないために、自分の体同様、普段からのケアを怠ってはいけない。情報、モノ、お金、身の回りの全てがインターネットでつながると、一台の風邪ひきコンピュータに端を発してパンデミック状態に陥る。コンピュータのウイルスケアは、時期を問わず行うのが常識なのだ。
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