2018年08月01日
カテゴリ:プラットフォーム
「黒地に白? いや、白地に黒?」 シマウマの縞はどっちなのか。アフリカのサバンナで見かけるこの象徴的な光景には、こんなやりとりが付きものだ。「白黒ハッキリさせようぜ」と言っても、結局のところ結論には至らない。シマウマのように群れで行動する動物はたくさんいるが、未来に遺伝子を残す、外敵から身を守るなど、群れの行動には様々な意味があるらしい。確かに、同じような模様でゴチャゴチャ群がっていると、狙う肉食動物はターゲットを絞りにくくなり、ライオンにしてもチータにしても、群れに屈してハンティングに失敗したり、ハンティングそのものを諦めてしまったりすることさえある。
コンピュータネットワークの世界でも、重要な意味を持つ「群れ」があるのをご存じだろうか。予期せぬ事態でデータを保管しているサーバーが停止してしまうと、ビジネスに甚大な影響をおよぼすことから、ネットワーク上で複数のサーバーを「群れ・集団=クラスタ」のように連携させるクラスタソリューションが注目されているのだ。利用者は、一台のサーバーを利用しているように思うが、実は、トラブル時は待機している別のサーバーが引継いでシステムダウンを防いでいる。このように、集団の連携力は業務継続のための強力なサポート力と言っても過言ではない。これだけは、「白黒決着がついた」と言って良いのではないか。
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