RPAとは?会計業務におけるRPA導入のメリット4つについて解説

2020年06月19日

カテゴリ:財務会計

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RPAとは?

「RPA」とは、定型作業をロボットが代行する仕組みです。

RPAとは「Robotic Process Automation」を略した言葉で、一般的には、単純なデスクワークをAIなどが組み込まれたソフトウェア型のロボットが人の代わりに行うシステムです。

RPAツールを導入することにより、日々繰り返しているルーティンワークを自動化して、業務を効率化できるようになるでしょう。

RPAの種類

先述のとおり、RPAはコンピュータの中にあるロボットが日々の単純業務を代行するツールです。また、RPAは「サーバー型RPA」と「デスクトップ型RPA」などの種類に分けることができます。

ここからは、RPAの種類をご紹介しますので、RPA導入の際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

サーバー型RPA

サーバー型RPAとは、サーバー内でロボットが動作するRPAです。

業務を代行するロボットがサーバー内で動作するため、すべてのロボットをサーバーで一元管理し、共有することができます。そのため、複数の部署に分かれている組織であっても、組織全体でRPAの利用を進めていくことが可能です。

また、大量のメールやデータを一括処理、管理することも可能で、部署が分かれていても情報共有しやすいというメリットがあります。

デスクトップ型RPA

デスクトップ型RPAとは、PC上でロボットが動作するRPAです。

それぞれのPC内にRPAツールを導入し、個々のデスクトップ上でロボットを動作させる仕組みになります。組織的に利用するのではなく、業務を行う担当者1人でRPAを利用したい場合などに適しているでしょう。

また、1つのPC内で作動するため、それぞれの業務に合わせて常時監視や処理が可能で、PC内で業務を完結できるというメリットがあります。

会計業務におけるRPAのメリット4つ

会計業務にRPAを導入することで、さまざまなメリットがあります。

ここ数年、会計業務にRPAを導入する企業が増えています。会計業務ではデータチェックや入力など毎日決まった作業を行うため、定型業務を代行できるRPAを導入しやすいという特徴があります。

ここでは会計業務における、RPAのメリットについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリット1:操作の自動化

会計業務にRPAを導入することで、操作を自動化できるというメリットがあります。

会計業務では証憑の取り込み業務などを行いますが、従来であれば人が手作業でその内容を読み取り、エクセルなどに手入力する必要がありました。

しかし、RPAはOCRとの連携で紙に書いてある文字を読み取ることができるため、読み取り精度の高いRPAを導入することで、証憑の取り込み業務を自動化することができるようになります。

メリット2:単純作業の効率化

会計業務にRPAを導入することで、単純作業を効率化できるというメリットがあります。

会計業務には請求データ、入金データの入力作業やデータチェック作業など、毎日のように行われる単純作業が多く含まれています。

RPAはそういった決まったルーティンに従う単純作業を得意としているため、単純作業をRPAに代行させることにより、付加価値の高い業務に人員を割いて業務を効率化することが可能になります。

メリット3:正確な作業でミスを抑える

会計業務にRPAを導入することで、正確な作業でミスを抑えられるというメリットがあります。

データの突き合わせや計算などを手作業で行うと、どうしてもヒューマンエラーが発生する可能性があります。一方、RPAは決められたルールに従って作業を行うため、正確かつスピーディに処理することができます。

RPAを利用することにより、ヒューマンエラーを防止することができるでしょう。

メリット4:コストの削減を図れる

会計業務にRPAを導入することで、コストの削減を図れるというメリットがあります。

RPAを導入することで、従来であれば複数の事務員で行わなければいけなかった作業を、RPAに代行させることも可能になります。その分、不要になった人件費を削減することができます。

RPAの導入にはコストがかかりますが、導入費用よりも人件費削減によるコスト削減効果の方が上回るケースが多いでしょう。

RPAの活用例

ここからは、RPAの活用例をご紹介します。

RPAは会計業務におけるさまざまな定型業務を代行し、自動化させることができるツールです。しかし具体的にどのような会計業務に利用できるのか、イメージできないという方もいるのではないでしょうか。

以下に、RPAの活用例を2つご紹介しますので、ぜひRPA導入の参考にしてみてください。

活用例:未出荷データの処理

RPAはシステム上の未出荷データの処理に活用できます。

流通卸売業の場合、商品の未出荷データを手作業で処理し、それぞれ担当者に連絡をするのは煩雑な業務でしょう。

しかしRPAを導入すれば、自動的にシステム上で未出荷になっているデータをチェックし、リストにまとめて担当者にメールすることができます。

一連の業務を自動化できるだけでなく、連絡忘れなどのミスを未然に防止することも可能です。

活用例:経費の精算をチェック

RPAは経費精算データのチェック作業に活用できます。

毎月社員から申請される交通費は、従来であれば手作業で経路を確認して交通費の最安値を調べ、申請された交通費が間違っていないかどうかチェックする必要があります。

しかしRPAを導入すれば、自動的に交通費の申請データを確認し、経路検索を行って最安値の交通費のチェックまで自動的に行うことができます。

RPAを導入して効率化を図ろう

RPAを導入することにより、大幅な業務の効率化やコスト削減が可能になります。

RPAは日々手間のかかるルーティンワークを、ロボットに代行させることができるツールです。単純作業をRPAで自動化することにより、より重要な作業に人員を割くこともでき、業務の効率化を図ることができるでしょう。また、厚労省が公表している新しい生活様式のテレワーク導入企業にも有効です。

WorkVisionのソリューションを使えば、更なる事業の効率化を目指すことが可能です。ぜひこの記事でご紹介したPRAのメリットや活用事例などを参考に、WorkVisionのソリューションをご検討ください。

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