メンタルヘルスケアの4つのケアとは?ケアが重要な理由や実行方法5選を解説!

2020年08月18日

カテゴリ:総務

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メンタルヘルスケアとは

人は生きていく中でさまざまなストレスや不安を感じています。企業で働く人の中でも、多数の人々が仕事や生活の中でストレスがあるでしょう。

メンタルヘルス対策をすることによって従業員の不調を見つけやすくなり、企業にとっても生産性を上げることにつながります。

メンタルヘルスケアが重要な理由5つ

メンタルヘルス対策に企業が積極的に取り組むことで、個々の従業員がメンタルヘルスへの意識を高めることができます。

ここでは企業におけるメンタルヘルスケアの重要性から紹介していきましょう。

メンタルヘルスケアが重要な理由1:生産性がアップする

仕事をするために重要なことは健康です。昔から「健康管理も仕事のうち」という言葉があるように、人には健康な身体が必要です。企業が生産性ばかりを求めて従業員の健康を考えなければ、仕事への意欲は下がってしまうでしょう。

心と身体のことを考えたメンタルヘルス対策は、企業にとっても従業員にとっても互いにのためになり仕事の生産性のアップへとつながります。

メンタルヘルスケアが重要な理由2:リスクマネジメントにつながる

従業員へのメンタルヘルス対策をすることで、休職にともなう人材確保への影響を事前に抑えることができるでしょう。

また、メンタルヘルス対策で従業員の不調に気づいて対応することは、企業のイメージを守るうえでも大切です。それには、メンタルヘルスケアのリスクマネジメントが重要になるでしょう。

メンタルヘルスケアが重要な理由3:従業員全体の健康を保持できる

企業によるメンタルヘルスケアの積極的な推進はとても重要です。企業が率先して対策を行うことで従業員全体の健康を保持できます。

また従業員のメンタルが健康である場合は、労働における生産性の向上や医療費の削減などさまざまなメリットにもなります。積極的に従業員全体の健康を保持することで「健康経営優良法人」となり、これからの企業のイメージアップにもつながります。

メンタルヘルスケアが重要な理由4:企業価値がアップする

日本の企業では、CSR活動への取り組みが盛んになっています。他には環境保護への活動や文化支援、人権保護などがあります。

CSR活動の中には、これから重要な要素になる疾病等に関するものがあります。企業が積極的にメンタルヘルスケアに力を入れることで、社内を良い循環へと導くことができるでしょう。

またメンタルヘルスケアに力を入れることで、社会からも信頼される企業になり、企業価値もアップします。

メンタルヘルスケアが重要な理由5:医療費の削減ができる

従業員が不調を理由にして休職や退職してしまうことは、企業側の医療費の負担に繋がります。従業員の健康を保持するためには、従業員のストレス状況を見越した上でのメンタルヘルス対策が必要です。

メンタルヘルス対策を行うことで通院や治療が減り、企業が負担する医療費の削減へとつながります。従業員の健康を保持することで、企業収益の向上を見込めるようになるでしょう。

メンタルヘルスケアの4つのケア

厚生労働省では、職場におけるメンタルヘルス対策ために「4つのメンタルヘルスケアにおいての基本的な考え方」を推進しています。

基本の4つのケアとは、セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフによるケア、事業場外資源によるケアです。ここではその4つのケアについて詳しく説明します。

メンタルヘルスケア1:セルフケア

メンタルヘルス対策のひとつめは、セルフケアです。自分の心の状態や健康状態をよく理解しておくことが必要です。

気分の落ち込みが原因になって、仕事に集中することができない場合や、遅刻や欠席が目立つ場合がありますが、心のストレスと上手に付き合うには、身体の不調を見過ごさないことが大切です。

メンタルヘルスケア2:ラインによるケア

ラインケアとは、従業員の体調不良が発生していないか、上司が一緒に働く従業員の日常状況を把握することです。

従業員の反応がいつもより良くない、または笑顔が少ないなど、管理者が具体的に気になることをチェックすることで早期発見や素早い対応ができます。

そのためには、適度なコミュニケーションが必要になります。まずは、日常的に職場での会話を心がけることをおすすめします。

メンタルヘルスケア3:事業場内産業保健スタッフによるケア

事業場内産業保健スタッフによるケアとは、セルフケアやラインケアが円滑に行われているか、その管理者をさらに支援することです。

事業場内産業保健スタッフがネットワークを使い健康情報の窓口となり、企業へ「職場のメンタルヘルス対策」の企画を実施していきます。大企業であれば専門スタッフがいますが、中小企業では難しい場合もあるでしょう。

メンタルヘルスケア4:事業場外資源によるケア

事業場外資源によるケアとは、個人に対しての心のケアなど健康作りのために必要な機関によるサポートです。

病院やクリニックでの治療を通じて、企業内でも出来るケアにつなげることを考えていきます。メンタルヘルスで悩む人の家族など、企業以外でのメンタルヘルス対策を考えるためにも必要な機関です。

メンタルヘルスケアの実行方法5選

メンタルヘルス対策の準備を整えたら、次は企業がすべき実行方法の流れを説明しましょう。ここではメンタルヘルスケアの実行方法を5選紹介します。

職場内においての、働くための環境をより良くしていくためにはどのような事に気をつけたらいいのでしょうか。

メンタルヘルスケア実行方法1:体調管理とその後の対策を徹底する

メンタルヘルスの対策とは、まず従業員の体調不良に気づくだけではなく、感知した後の対応策をしっかり考えたうえで管理を徹底していかなければなりません。

個人の体調管理を維持するには、メンタルヘルスの対策方法を、個人だけではなく企業も一緒に考えることです。従業員が健康に働けるように配慮することが企業の義務とも言えるでしょう。

メンタルヘルスケア実行方法2:就業管理を徹底する

就業管理を徹底することは、労働時間と健康リスクの管理につながります。従業員がスムーズに働くことのできる環境の整備は、企業経営としての基本ではないでしょうか。

しっかりとした労働時間のスケジュールを組むことや、それを企業が把握することが大切です。働くことは良いことですが、無理をしている従業員を減らすために就業管理を正確に行う必要があります。

メンタルヘルスケア実行方法3:働く環境の選択でストレスを軽減する

働く環境でのストレスは社会的な問題になっており、さまざまな人が多くのストレスを抱えて暮らしています。

新型コロナウイルス感染症対策でテレワークが普及し、働く環境を選択することで対人でのストレスを少しでも軽減することが可能になりました。しかし、中にはテレワークで仕事がうまく進まなくなり、逆にストレスを抱えてしまう場合もあるようです。

そのため、それぞれに適応する働く環境の提供など、ストレスの軽減を考えていかなければなりません。

メンタルヘルスケア実行方法4:教育研修や情報を提供する

メンタルヘルスヘアとは、企業全体が理解を高めることが不可欠です。メンタルヘルス対策において教育研修や情報を企業が積極的に提供していくことが大切です。

「4つの基本ケア」を効果的に使うことで、従業員から企業においての信頼感も増していくでしょう。また、心のケア問題の教育研修や情報提供は、これからの企業にとって欠かせない事柄になっていくでしょう。

メンタルヘルスケア実行方法5:長期休暇中の従業員のサポートをする

長期休暇中のサポートにおいて大切なことは、従業員が職場復帰する際の勤務体制をどのようにするかが挙げられます。

職場復帰を進めるには職場復帰プログラムが必要になり、職場復帰支援の各ステップをサポートしていくのが企業の役割となります。そこから最終的に職場に定着できるまでの様々な段階をサポートとしていくことが必要です。

メンタルヘルスケアの4つのケアへの理解を高めて心の健康を守ろう

メンタルヘルス対策を行うことで従業員の心のケアを実践することができますが、それには知識のある専門的な機関の支援が必要になります。

企業がメンタルヘルス対策に力を入れて、セルフケアやラインケアなどの情報や教育研修を従業員に提供することがポイントです。メンタルヘルスケアのための4つのケアを有効に取り入れていくことで、従業員の心の健康を守りましょう。

WorkVisionの提供する就業管理システムでは、従業員の健康管理を意識した労働基準法第36条のいわゆる「三六(サブロク)協定」チェックや、指定した残業時間を超過すると自動的に上長へ「ヘルスケアメール」が送信される機能があります。これにより、適切な労務管理をサポートし、メンタルヘルスケアを支援します。詳しくは以下のリンクをご覧ください。

人件費の適正化、コンプライアンス、
社員の健康管理サポートなど、
働き方改革に対応する就業管理システム

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