病院の待ち時間を短くする4つの処方箋!長いと感じさせないための対策法!

2020年04月07日

カテゴリ:医療

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病院の待ち時間対策が重要な3つの理由

たくさんの患者様を抱える診療機関では、それだけ待ち時間も長くなることがほとんどです。一人ひとりの診察にかかる時間も一定ではなく、人によっては長い間待ったのにほとんど見てもらえなかったとの不満を持つこともあります。待ち時間に対する不満はそのまま患者様の減少にもつながり、経営にも影響を与えます。院内での待ち時間対策が、病院を維持していくうえでも重要であることについて考えていきましょう。

高額な経費がかかる

待ち時間の間は、患者様に対して施設を提供している時間であり、施設内の備品に対する経費がかかります。待合室の椅子を増設する必要があったり、飲料水の提供をしたりといった院内環境を整えることにも、コストが発生するでしょう。また、待ち時間が増えることによって決められた診療終了時間よりも長引いてしまい、人件費が増加してしまいます。待ち時間が少なければ、患者様一人ひとりが院内で過ごす時間が減り、施設を利用する時間も少なくなるので、経費の削減につながります。

再来患者と新規患者が減っていく

長い待ち時間は、患者様にとって楽しい時間ではありません。一度経験してしまうと、「次に来るときも同じように時間を取られる」といったイメージが付くため、行きたくないと思われてしまいます。また、口コミで評判が広まることが多いので、待ち時間が長いという口コミが広まると、新規患者の獲得にも悪影響を与えるでしょう。すぐに見てくれない所には行きたくないと思う人は意外と多いものです。

患者様への対応の質が低下する

待ち時間が長いと勤務時間にも影響しますし、勤務態度にも影響を及ぼします。たくさんの患者様を待たせた状態では、一人ひとりの診察にかける時間もどうしても短くなってしまいます。丁寧な診察ができなくなると、患者様への対応が疎かになる可能性があるでしょう。次々と流れ作業のような対応をしていると、単純ミスに繋がりかねません。

待ち時間を短くする4つの処方箋

待ち時間を減らすことは、業務効率化につながります。しかし、どうすれば今まで長かった待ち時間を短くできるのでしょうか。待ち時間解消のためには、今までと同じことを繰り返していては進歩しません。新しいことを試してみれば、きっと解決策が見つかります。以下では、待ち時間の軽減のために試してみるべきことについて解説していきます。

患者数と待ち時間を分析して数値化する

待ち時間を短くするための対策を練るには、きちんとしたデータが必要です。一日あたりに来院する患者様の人数について詳しく調べ、時期的な込み具合や混雑加減、曜日による違いなどを知ることができれば、込み合う時間帯には患者様の対応に人員を割き、少ない時間帯には院内の細々とした仕事を片付ける、などといった対応を取ることができるようになります。

問診システムを利用して受付の時間を短縮する

問診システムを導入して、外来診察前の問診票を、患者様ご自身でタブレットに入力いただくことで、手書きの問診票の転記による時間の短縮や記入ミスがなくなります。多言語の設問に対応するシステムであれば、外国人の患者様が来院されたときの対応時間も削減することができます。問診システムは、電子カルテやオーダリングシステムなどの医療システムへタイムリーにデータ連携できますので、院内で問診情報の早期共有化が実現し、スムーズな医師の対面問診による外来受付待ち時間の短縮、受付業務の効率化が可能となります。また、タブレットのカメラ機能を利用した患者番号の読み取り機能(二次元バーコード)の活用で、患者取違いの防止などの窓口業務の負担も軽減できます。

再来受付機を導入する

ある程度の来院数があれば、再来受付機を導入する方法も有効です。受付では、再来院した患者様のカルテを膨大な数の中から用意し、確認するという作業があります。忙しい中では、その作業も負担が大きいものと言えるでしょう。再来受付機の導入によって、受付にかかる人員を減らすことや時間を短縮することができます。また、再来受付機とカルテの連動ができれば、さらに時間短縮につながり、患者様の待ち時間の削減にも大いに役立ちます。

診察日や時間を増やして診察時間を調整

どうしても待ち時間が長くて、いつも時間外になってしまうということはないでしょうか。その場合は、診察時間が少ないという可能性も考えられます。診察日や診療時間が増えれば、混雑する時間帯を減らすことができ、長い待ち時間から解放されるでしょう。「週に2日の完全休診日を午前中だけ診療時間にしてみる」「17時までの診療時間を特定の曜日だけ19時までにする」などといった工夫をすると、利用できる時間帯が増えるので、患者様も来院しやすくなるでしょう。

待ち時間を短くするためにコンピュータシステムの導入や予約制の導入も含めて検討しよう

患者様にとって、診療に待ち時間があるのは仕方ないと思っていても、「いつまで待てばいいのか分からない」という状況は、無駄な時間に思えるでしょう。体調の悪い状態で長時間待つのはつらいことです。待ち時間の短さで診療機関を選ぶ人もいるくらいです。待ち時間が長いと感じているのならば、積極的に時間を短くできるような努力をする必要があります。コンピュータシステムや予約制の導入を進めることで、これまで時間がかかっていた作業の時短が図れますので検討してみてください。WorkVisionのシステムを使えば業務の効率化ができます。問診システムでは、患者様の基本データと問診の回答データを、医事会計システムと電子カルテにリアルタイムで連携できますので、会計の待ち時間も短縮することが可能です。詳しくは下記のリンクをご覧ください。

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