テレワークと在宅勤務の違いとは?テレワークの種類5つを詳しく解説

2020年04月09日

カテゴリ:総務

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テレワークと在宅勤務の違いとは?

テレワークと在宅勤務は似たような働き方に見えますが、厳密には区別されています。まず、テレワークとはインターネットなどを活用し、勤務場所や勤務時間にとらわれずに働く方法を指します。一方、在宅勤務は自宅で就業する方法を意味し、テレワークの一種です。つまり、テレワークと在宅勤務は柔軟に働ける点では共通していますが、勤務場所によって違いが生じると結論付けられます。

テレワークの種類5つ

テレワークは先ほどお伝えした在宅勤務のほかにも、さまざまな種類があります。いずれもメリットやデメリットがあるので、テレワークを導入するのであれば目的に応じて選び分けることが大切です。ここからは在宅勤務、施設利用型勤務、モバイルワーク、SOHO、内職副業型勤務の5つについてご紹介します。ご自身にあった働き方を見つけるための参考にしてください。

在宅勤務

在宅勤務は内勤型テレワークとして分類され、従業員が自宅で仕事をする働き方です。企業に雇用されていることや自宅で業務を遂行する点が、在宅勤務の大きな特徴といえます。従業員が自宅で仕事をすれば当然オフィスに出社する必要もなくなります。そのため、オフィスのスペースなどのコストを削減できる点がメリットです。一方で、オフィスにいる従業員とコミュニケーションが希薄になりがちな点がデメリットでしょう。

施設利用型勤務

施設利用型勤務とは、テレワーク用のオフィス(サテライトオフィス)で働く勤務方法です。中には、複数の企業や個人が共同で利用するサテライトオフィスもあります。通勤距離の短縮で交通費を削減できる点や、同じ環境の社員とのコミュニケーションがとりやすい点がメリットです。一方で、第三者に資料やパソコン画面を見られてしまうことや、メモの紛失などのセキュリティ面に課題があります。

モバイルワーク

モバイルワークは外出先で仕事をする勤務方法です。具体的な場所として、ファストフード、電車や飛行機の中、場合によっては取引先のロビーなどが挙げられます。働く場所を個人の判断で選べる点がメリットです。無駄な時間も減らせるので、長時間労働を防ぐ対策にも役立つことでしょう。一方、他の社員の目に触れない場所で仕事が行われるので、労働時間を正確に把握しにくいことや、第三者にパソコン画面の情報を見られてしまうデメリットがあります。

SOHO

SOHOはSmall Office Home Officeの略称で、小規模オフィスや自宅で働く仕事方法です。オフィスが含まれる点が在宅勤務との違いといえます。場所や時間に関係なく働ける点がメリットですが、自宅を事務所としている場合は、仕事とプライベートの境界をはっきりさせられない点がデメリットです。そのため、仕事中はリビングや寝室などを通らずに済む部屋を事務所スペースとすることが望ましいでしょう。

内職副業型勤務

内職副業型勤務とは、簡易的な業務を中心に働く自営型のテレワークです。受注からはじまり、ほとんどの仕事が自宅で対応できる点に特徴があります。ただし、その名の通り副業を目的に行われるケースが多いため、SOHOよりも業務規模や収入が低くなりがちです。しかし、クラウドソーシングなどで気軽に案件を探せる点は、働きやすいポイントといえます。

テレワークができるICT環境

テレワークはICT機器を使って働く勤務方法なので、環境を整えなくてはなりません。例えば、就業時間を記録するための労務管理ツールや、カメラを通じて会話できるWeb会議システムなどの導入が必要になります。それらを含むシステム導入にかかる期間なども検討しなければなりません。そのほか、PC・タブレット端末の閲覧方法や、情報漏えい対策、私的利用の制限などについて体制も整える必要もあります。このように、オフィス勤務と変わらずに仕事を円滑に進められるようにするために幅広い準備が必要です。テレワークを検討する前に事前に把握しておきましょう。

在宅勤務などのテレワークについて理解しよう

それぞれの事情によって、会社に勤務することが困難な方々もいます。そのような場合でも働ける方法として、テレワークは今後も広まっていくことが予想できます。しかし、テレワークの意味を知らなければ利用を検討する段階には至らないといえます。今回紹介した各種テレワークについて、メリットとデメリットを最低限知っておくとよいでしょう。

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