2020年04月17日
カテゴリ:総務
職場環境改善とは
仕事のムダをなくし、働きやすいと実感できる職場へ改善することです。社員が一日のうちの長い時間を過ごす職場を快適で仕事をしやすい環境へ改善するには、現場で働いている社員の意見を反映し、継続的に改善に取り組むことがポイントです。職場の環境改善は、社員の心理的な負担を軽減するだけでなく、生産性の向上につながります。職場のレイアウトや作業方法だけでなく、勤怠状況や労働時間まで幅広い分野での改善を検討しましょう。
職場環境改善の事例5選
職場環境改善の成功事例を取り入れてみましょう。快適な環境の職場は、社員のモチベーション向上につながります。改善提案をして、継続して取り組むことは、職場の活性化にも良い影響を与える重要な活動だと言えるでしょう。実際に取り組み始めると、検討に時間がかかるなど、さまざまな問題が生じてきますが、すぐに始めることのできる成功事例を取り入れながら、並行して「あるべき姿」に向けた改善に取り組むとよいでしょう。
職場環境改善の事例1:効率化に関すること
既に取り組んでいる企業が多いようですが、パソコン操作でのショートカットキー活用や、2画面を使用するマルチディスプレイ化を推奨することで、パソコン作業の効率化が可能です。コピー&ペーストの場合で例えると、ショートカットキーを使った場合は、ショートカットキーを使わない操作の3分の1のクリックとなり、時短に有効です。また、パソコンの画面を2画面のマルチディスプレイ化することで、画面表示の切り替えが不要となる上に得られる情報量も増え、業務効率化につながります。さらに、リモートデスクトップ環境を構築することで、テレワークや在宅勤務など、働き方の効率化も実現できます。
職場環境改善の事例2:職場環境に関すること
探し物に要している時間を削減すること、Web会議の環境を整えておくことなども、職場の活性化につながります。備品や書類など、必要なものを探す時間はムダな時間と言えるでしょう。よく使う備品類は数秒ほどで取り出せるように整理整頓しておきましょう。利用頻度の低いものは、保管ラベルを貼って、保管位置と個数を管理しておくと、備品の在庫不足を防ぐことができます。また、Web会議の環境を構築しておくことで、手軽に遠距離の社員とのコミュニケーションを深めることができます。
職場環境改善の事例3:作業の無駄時間を削減すること
製造現場では、道具の手元保管で手作業のムダが削減でき、生産ラインを自動化することで人的トラブルを削減できます。よく使う道具とあまり使わない道具が一緒に置いてあると、選ぶ時間がムダな時間となります。よく使う道具が作業場から離れた場所に保管されていると、道具を持ち歩く時間のムダが生じます。よく使う道具は可能な限り近距離に保管することを心がけましょう。また、生産ラインの自動化やロボットの活用は、人的トラブルの防止はもちろん、手作業のムラを防ぐことができるため、大量生産でない用途でも改善テーマとして取り組まれています。なお、材料や部品の発注ロットを考慮した発注数の決定に手間が掛かっている、各工程の進捗が分からず納期遅れを防止しづらい、工程ごとの負荷が平準化出来ていないなど、運用面に課題がある場合は、販売管理システムを導入、あるいはリニューアルすることで、作業効率を改善することができます。
職場環境改善の事例4:機械に関すること
重量物の運搬作業がある現場には助力装置を、組み立てや加工作業の現場ではワークベンチやタブレットを導入することで効率化に成功した事例があります。重い荷物の運搬や、操作に力が要る機械を使っている場合は、助力装置を導入することで人的作業の負担を減らすことが可能です。ローラーコンベアやバキュームホイストの導入で、数人がかりで対応が必要な重い荷物の移動や、原料の投入作業が軽減されます。また、一般的な事務机の代わりに、ワークベンチという立体的に部品を配置できる作業台を導入することで、作業に必要な多くの部品配置が可能となり、作業スピードを改善した事例もあります。部品管理では、バーコードとハンディターミナルを利用した在庫管理が、欠品や数量確認に有効です。また、手順書やマニュアルを紙からタブレット閲覧に変更することで、省スペース化が実現します。
職場環境改善の事例5:労働者のモチベーションに関すること
組織の目標管理も環境改善に欠かせない項目のひとつです。組織や社員個々の目標が不明瞭な場合は、社員の不満へとつながりかねず、仕事の効率を下げてしまう可能性もあります。目標管理には、専用システムを導入するとよいでしょう。人事評価システムを導入することでビジョンの見える化(可視化)が実現でき、社員のモチベーション維持や向上につながります。
職場環境改善の事例を参考に気持ちよく働ける企業を目指そう
職場環境改善は、さまざまなムダをなくして効率化すること、働きやすい環境へと改善することを目標に、継続的に取り組みましょう。社員が働きやすい職場へと改善するためには、作業環境や作業方法の改善だけでなく、仕事の疲れを癒せるリフレッシュスペースなどの空間を作ることも改善項目として挙げられます。環境改善は、実際の働く社員の意見を反映することが大切なポイントです。年齢や個人差にも配慮して、リラックスして仕事ができる環境作りを目指すとよいでしょう。WorkVisionのシステムを導入することで、様々なソリューションが可能です。詳しくは下記リンクをご覧ください。
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