2020年09月16日
カテゴリ:総務
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AI温度検知とは?
「AI温度検知」は、お店やオフィスに入る来場者の体表温度を、AIによって検温することができる便利なサーモグラフィカメラで、WorkVisionにも導入されています。
来場者の体表温度を感知して測るだけでなく、発熱している人物が居た場合のアラート機能や、来場者の顔認識、そしてチェック結果のログ保存など、さまざまな機能を備えています。
AI温度検知は、オフィスに導入することで、従業員の健康管理や、検温にかかる人件費の削減等が容易になるのも大きなポイントです。
AI温度検知は健康管理に効果的?
AI温度検知は、従業員の健康管理にも使用することが可能です。例えば、オフィスの入り口に設置すると、出勤した従業員の体表温度が正常かどうかを一目で確認することができるため、誰が健康かそうでないかを目で見分けることができます。
また、それらの情報が保存されたログを利用して、どの従業員の熱が高めかをチェックし、万が一のことを考えて該当した者にヒアリングを実施する等、さまざまな健康管理・対策に活用できます。
AI温度検知がオフィスでの健康管理に役立つ場面2つ
AI温度検知は、オフィスの健康管理に最適なソリューションです。例えば新型コロナウイルス対策や、夏場の熱中症対策にも活用できるでしょう。
ここでは2つの場面から、AI温度検知の有効性をご紹介します。
オフィスでの健康管理に役立つ場面1:新型コロナウイルス対策
AI温度検知がオフィスでの健康管理に役立つ場面の1つとして、「感染力の強い新型コロナウイルスへの対策」が挙げられます。
従業員がオフィスに入る前にAI温度検知を通ることで、体表温度やマスク着用の有無を入り口でまとめてチェックすることができるほか、発熱の疑いがある者が居た場合、アラート機能で直ぐに見分けることもできるためです。
オフィスでの健康管理に役立つ場面2:熱中症対策
AI温度検知がオフィスでの健康管理に役に立つもう1つの場面に、「夏場の熱中症対策」があります。
例えば、従業員の出勤時や、外回り後などに入り口で検温をすることで、どの人物が熱中症の疑いがあるかも一目みて分かります。
AI温度検知は、通常の検温のみならず、サーモグラフィを使用したスクリーニングも可能なため、熱中症のチェックには最適でしょう。
AI温度検知がオフィスでの新型コロナウイルス対策になる理由とは?
AI温度検知を使うことで新型コロナウイルスの対策になる理由は、一つではありません。
一例として、通常の検温ができることのみならず、人を密集させないメリットや、接触を避けられることが挙げられます。
「密」を避けられるため
AI温度検知が新型コロナウイルスの対策になる理由として、「密を避けられる」ことが挙げられます。
AI温度検知を使うことで、検査のための人員を配置する必要がないため、検査係と来場者の密を避けることができます。また、素早い検査で検査の渋滞が起こることも避けられます。来場者・検査係双方にとっても安心な方法で、新型コロナウイルスの対策として有効です。
体温計などに触れる必要がないため
体温計で検温をする場合、どうしても接触感染のリスクを排除できません。
AI温度検知を使用すると、サーモグラフィカメラが体表温度を測定してくれるため、従業員も来訪者も検温に伴う接触感染リスクを低減できます。
AI温度検知ソリューションで可能なこと5つ
サーモグラフィカメラによる体表温度の検知だけでなく、マスク着用の有無の確認や顔認証など、幅広い機能が使えます。
ここでは、導入で可能になる5つの優れた機能をご紹介します。
可能なこと1:体表温度を測定する
AI温度検知ソリューションは、モニターの前に来場者が立つとわずか0.5秒で体表温度を測定してくれます。検査係などの人手は必要ありません。多くの従業員を抱えるオフィスでも、素早い検査が可能になります。
発熱の疑いがある場合は、音声やブザーで測定結果を知らせてくれます。また、画面表示でも正常な体表温度の場合は「緑」、発熱の疑いがある場合は「赤」に変化するなど、来場者が健康であるか素早い判別が可能です。
可能なこと2:マスク着用の有無を判定する
モニターでマスク着用の有無を判別し、マスクをしていない人物には、「マスク未着用」の表示がされます。また、モニターと入館ゲートを連動させ、未着用の人物を入場させない対策を取ることができます。
新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者の判断基準は、「発症(発熱)の2日前以降に、マスクを着用せずに1メートル以内で15分以上接触」と定められており、マスク着用の有無が大変重要な基準です。
マスク未着用者を、入り口で未然に防ぐことができるのは大きなポイントです。体表温度の測定同様、音声やブザーでマスク着用状態を警告してくれます。
可能なこと3:人物を認識する
AI温度検知ソリューションは、体表温度やマスク着用の有無を検査するだけでなく、来場者の顔を検知し、人物を認識することも可能です。また、それらの情報のログ保存にも対応しているため、顔写真と照合しながらの温度確認も簡単に行えます。
ログから体表温度が高めの従業員を確認し、本人に体調等をヒアリングするなど、さらに進んだ用途にも活用できます。
可能なこと4:モニタリング
AI温度検知ソリューションにはモニタリングチェック機能があり、HDMIケーブルで端末とディスプレイを繋げ、リアルタイムでチェック結果をモニタリングすることができます。
モニタリングを使用することで、発熱している者などを一目で確認できるため、検査係に細かい専門知識が無くても、安心して業務に徹することができるのが大きなポイントです。またそれにより、現場の混乱やミスを大幅に減らすことが可能となります。
可能なこと5:勤怠管理への連動
WorkVisionは、AI温度検知ソリューション「SenseThunder」(日本コンピュータビジョン株式会社製)の体表温度情報をAPI連携で勤怠管理システムに取り込むことで、企業の健康管理を強化するソリューションの実証実験を開始しています。
温度検知端末に閾値(例:37.5℃以上)を設定し、出勤時に対象者のアラートを出すなど、体表温度情報と勤怠情報を一元管理できるため、発熱の疑いがある従業員が、いつ・どの部署に出勤していたかをリアリタイムで確認できます。濃厚接触者の素早い洗い出しも可能です。
AI温度検知をオフィスに導入して従業員の健康管理と勤怠管理を効率的に行おう
AI温度検知は、サーモグラフィカメラで体表温度やマスクの有無、顔認識ができるだけでなく、来場者のログを保存することも可能です。
オフィスに導入し、勤怠管理システムと連動させれば、新型コロナウイルス等の感染症疑いや熱中症なども結果データで確認することができ、従業員の健康管理もより効率的に行えます。
企業でのクラスターを発生させないように、AI温度検知ソリューションの導入を検討されては如何でしょうか。
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