購買管理での発注方式2つ|発注点を計算するために必要な要素とは?

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発注方式とは

発注方式とは、安定的に商品の製造や販売を続けるために、材料や仕入のタイミングを最適化する発注の仕組みのことです。製造業・卸売業・小売業といった、物理的に存在する「財」の販売を行っている場合には必須の業務であり、この管理の精度によって操業の安定性や利益率が変わります。この記事では、その発注点管理について基本的な2つの発注方式と、計算のために必要な3つの項目について紹介します。

発注点管理の方式2つ

発注方式には、「定量発注方式」と「定期発注方式」の2つがあり、それぞれの方法にはメリット・デメリットが存在します。自社にとって最適な在庫管理を行うために、ここから紹介する2つの方式を理解しておきましょう。

定量発注方式

1つ目の方式は「定量発注方式」といい、予め決めておいた量まで在庫が減少した時に発注を行う方式で、「発注点手法」とも言われます。また、Reorder Point(ROP)やOrder Point(OP)と表記されることもあります。定量発注方式は、一定量まで在庫が減少したら自動的に発注を行う方法なので、需要の変化を考慮していません。そのため比較的重要度が低く、安価で、汎用性の高い商品の方が適している管理方法です。また、在庫量に応じて自動で発注を行うので、管理が簡単です。過去の発注歴を見ながら複数の品目で手軽に取り入れられる管理方法です。

定期発注方式

2つ目の方式は「定期発注方式」といい、予め決めておいた期間ごとに必要な量を発注する方法です。定期発注方式は、毎月や3ヶ月毎など、一定期間ごとに発注を行い、需要の変動に対応しながら発注を行う方式です。汎用性が低く高額な商品でも、必要以上の発注をする可能性が減ります。その一方で、定期発注方式の在庫量の最適化・需要変化への対応といったメリットを享受するためには、景況感・取引先業界の状況などから、今後の需要量を正確に予測する能力が必要になります。

発注点を計算するために必要な要素3つ

それでは、「定量発注方式」を取り入れる場合の「発注点」の計算に必要な3つの要素を確認しておきましょう。定量発注方式の場合、一度発注点の計算ができれば、その後の発注業務は在庫量が発注点まで減少した時だけ行えば良いので、発注業務が非常に簡単になります。自社で定量発注方式が適する商品がある場合は、これから説明する3つの要素に留意しながら、発注点を割り出しておきましょう。

必要な要素1:1日当たりの使用数量

発注点を計算するために必要な1つ目の要素は、1日当たりの使用数量です。サービス業ではなく、物理的に存在する「財」を取り扱う企業では、仕入の発注を行った直後に納品されるのではなく、納品されるまでに一定期間のリードタイム(発注から納品までの時間)が発生します。その期間中も継続的に在庫は減少していくので、1日あたりの平均使用数量を計算しておき、在庫不足を回避する必要があります。

必要な要素2:リードタイムの対象と間隔

発注点を計算するために必要な2つ目の要素は、リードタイムの対象と間隔です。1つ目の要素で紹介した通り、発注後も在庫数量は減少していくので、納品までの期間を正確に認識しておく必要があります。また、リードタイムを「発注完了から納品まで」とするのか、「発注点到達の確認時点から納品まで」とするのかによって期間も異なるので、自社にあったリードタイムを設定する必要があります。

必要な要素3:安全在庫を考慮する

発注点を計算するために必要な3つ目の要素は、安全在庫を考慮することです。定量発注方式の場合の安全在庫とは、これ以上在庫数量が少なくなったら安定的な生産量確保が難しくなる在庫量で、過去の操業データから分析できます。定量発注方式の場合は、1日当たりの使用数量・リードタイム・安全在庫を特定し、「1日あたりの使用数量×リードタイム+安全在庫」で発注点を算出することができます。この計算で導いた発注点に近づいた時に発注を行えば、在庫不足が回避できます。

発注点管理の方式を理解しよう

この記事では、定量発注方式・定期発注方式という2つの発注方式と、発注点管理が必要な定量発注方式で押さえておくべき、1日当たりの使用量・リードタイム・安全在庫について紹介しました。2つの発注方式で紹介した通り、それぞれの方式は、事前のABC分析により、商品ごとに適切な発注方式を選択する必要があります。WorkVisionでは効率的な発注業務を支援するシステムの開発・提供を行っています。発注管理を最適化し、業務効率改善・利益率向上を目指す方は、下記の導入事例やサービス概要も合わせてご一読下さい。

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